タカツのフィルタ「展示会ブース」
こんにちは、ティーピーエンターテイメントの高津です。
今回は、"アトラクションデザイン"にまつわるフィルタです。
"アトラクションデザイン"というのは、私が勝手に呼んでいる名前なのですが、
紙一枚でもアトラクションは作れる
という定義の元で行っております。
どういうことかと言うと、アトラクション、すなわち
アトラクション【attraction】
人を引きつけるもの、吸引、魅力
は、広大な敷地がなくても、大型装置がなくても、壁でも、商品でも、例え1枚のポスターであっても、「表現出来る」ということを示しています。
文章だけでは伝わりずらいと思うので、アトラクションデザインを行ったフィルタの一例をご紹介します。今回のテーマは、
展示会ブース
サザンオールスターズさんや、福山雅治さんが所属されている芸能プロダクション様から展示会ブースのデザインをご依頼いただいた時の事ー
アトラクションデザインを導入したのは、
BABYMETALさんのブースです。
メタルのサインでもあるメロイックサインをメンバーが「キツネさんだ!」と勘違いしたことから彼女たちのトレードマークとなった「キツネサイン」。
今回は、キツネサインにかけた、
"キツネ神社を作って欲しい"というご依頼でした。
まずは、神社をBABYMETAL風にデザインしました。
次に、狛犬の代わりに狐像のイメージを提案しました。
▼ここからがアトラクションデザイン
BABYMETALさんの世界観を出すため、
セカンドシングル「BABYMETAL×キバオブアキバ」のジャケットに登場しているキバキツネをキャラクタライズしてみました。
そしてせっかくなので、
キバキツネさんにも
"キツネサイン"をしていただきました。
そして更にせっかくなので、キツネ神社風にご参拝の作法を創らせていただきました。もちろん最後はキツネサインで決めます。
するとどうでしょう。
ただの展示ブースが
ここにしかないBABYMETALさんの神社と化し、
こんなことが起こります。
AFAの会場に、彼女たちのトレードマークであるFOX SIGNをモチーフにしたキツネ神社が用意されており会場のオープンと同時に、詰めかけたファン達がお参りをしていました。
二日目は、キツネ神社前でのシンガポール取材陣との撮影会。ファンも見守る中、BABYMETALのメンバーはポーズを決めて各メディアにアピール。
そう、アトラクションデザインとは、世界観を生み出し、そこでの
"体験"を作ることが出来る手法です。
アトラクションデザインについては、こちらでも詳しく説明しています。